土曜日, 8月 09, 2008

最後の授業

 パウシュはこんな風に語る。
僕が画家だったら、子供たちのために絵を描くだろう。ミュージシャンだったら曲をつくる。でも、僕は教師だ。だから講義をした。
この本は著名なコンピュータ科学者、ランディ・パウシュがカーネギーメロン大学で行った最終講義を書籍化したものだ。お題は「子供の頃からの夢をかなえる方法について」。インターネットで配信されて、全米では600万人以上の人が見たという。
 この講義の当時、パウッシュは膵臓癌が転移していることが判明し、余命数ヶ月と告げられいた。彼は講義という形を通じて、愛する家族と詰めかけた聴衆に、彼が大切にしてきたことをユーモアを交えて語った。これは、死を目の前にして真剣に生きている一人の人間の心の底からの言葉だ。
 YouTubeで見つけた講義をリンクします。一流の研究者、一流の教師、一流のエンターテイナー、一流の父親、一流の夫、そして一流の人間。彼の講義がそれを物語る。パウシュは2008年7月25日に亡くなった。



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