金曜日, 6月 12, 2009

博士号というスタートライン

 今日はUCLAの学位授与式がありました。TaylorラボのAlexは、昨年秋に審査を終えましたが、授与式は年に一度しかないため、今回の参加となりました。お母さんと妹さんも、彼の晴れ舞台を見るためにLAを訪れています。Royce Hallの前には、ガウンを着た新米博士たちが、家族や友人達と嬉しそうにしていました。中には、博士カップルや子連れ博士もいました。UCLAの博士過程は通常5年だそうで、大概はもっとかかるということです。日本よりもはるかに厳しいですね。
 僕は博士課程に入るときに、素粒子物理から今の分野に転向しましたが、研究テーマにも恵まれて、何とか3年で学位を取ることができました。時が経つのは早いもので、学位授与式で戸塚洋二先生(ニュートリノの質量を世界で初めて検出した方で、昨年、ガンのため逝去されました)のお話を聞いてから4年が過ぎました。新米博士たちにおめでとうを送りながら、若葉マークだった頃の自分を思い出したのでした。

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