日曜日, 7月 06, 2014

ツイッターとフェイスブックそしてホリエモンの時代は終わった

 子供の時からスマホやコンピュータ、インターネットに慣れ親しみ、それが当たり前化してる世代のことを「デジタルネイティブ」という。この本の著者もまたその一人だ。ちなみにソーシャルメディアを作った世代は76世代と呼ばれ、僕はその時代の人間。
 デジタルネイティブは情報化社会に対してどのような「感覚」を持っているのだろう、ということが気になってこの本を読んでみた。 当時、高校生だった著者がTwitterを駆使して著名人と知り合い、現実世界においても類い稀なる行動力で高校生起業家となるにいたった経緯が書かれている。逸話としては面白いが、それほどビックリする話ではない。彼はTwitterを道具として使っただけだ。
 彼のようなTwitter世代のデジタルネイティブと、LINE世代のデジタルネイティブとでは、ずいぶんと違うのではないかと僕は感じている。後者にとってLINEは完全に身体の一部になっている。病的なまでに。
 著者は結局アナログ的なものが重要なんだというような境地に達し、「ニュー・アナログ」を提唱している。76世代の僕から見るときわめて健全、きわめて普通だ。
 LINE世代のデジタルネイティブを相手に今講義をしているわけだが、いつもある種の違和感を感じている。そして、この違和感の正体にはコミュニケーションの本質が絡んでいる気がしている。

 

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