金曜日, 8月 14, 2015

ネットワーク科学

 私の研究はネットワークの手法を用いたものが多い。最初に使ったのは鳥のさえずりの解析で(その話は思想地図β1に書いた)、最近書いた論文もソーシャルデータを連想ネットワークで可視化するというお話。
 現在の中心研究テーマである「計算社会科学」の1つの流れは、間違いなくネットワーク科学にあるので、歴史的経緯も含めて勉強したいと思って、この本を読んでいる。いろんな話題が広く(薄く)扱われていて、副読本としてはいいと思う。
 今ではMultiplex NetworksやTemporal Networksなど、もっと複雑で動的なネットワークも登場し、ネットワーク科学は日々進化している。そのあたりの新しい話題はこの本ではカバーされていないが、計算社会科学の重要なツールになりうるので押さえておきたい。

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