木曜日, 11月 30, 2017

研究が語る

 つくづく大事だなと思うことは、定期的に研究室を飛び出して、異分野の人たちと積極的に交流することだ。
 今年は、さきがけ、新学術、CRESTなどの大型プロジェクトに関わることになり、いろんな分野の優秀な研究者と話す機会が増えた。その度に新しい発見があり、それによって同じものでも違った見方ができるようになる。一言で言えば、セレンディピティ。
 出会った研究者の中で僕が好きだなと思う研究者は、自分で多くを語るのではなく、研究自信に語らせることができる人。つまり、研究結果が凄いので、話をもらなくてもグラフが語ってくれる。
 自分もそういう研究者になりたいし、そういう研究者を育てたい。

木曜日, 11月 23, 2017

留学生

 先週、二人の中国人留学生から問い合わせがきた。
 一人は、ある大学でこの10月から研究生をしている人で、私の研究室のホームページを見て、「これがやりたいことだ!」と思ったらしく、私の所で研究生をやりたいたいと熱烈アピールのメールが来た。
 かなり前のめりな感じなので、まずはお話ししましょうということで、Skypeでミーティングをすることになった。ところが、直前になって、プログラミングができなければ研究にならないということに気づき、ミーティングを辞退したいとの知らせが来た。来てから彼が後悔するよりはいいが、あれは何だったんだ?
 もう一人は、大学院の試験を受けたいとのことだったので、しっかり準備をして望むようにと伝えた。
 そして、昨日は、ブラジルからの国費留学生が、来年4月から私のところで研究生をやることが決まった。どんな研究ができるか楽しみ。
 少しずつ学生が集まるようになってきたのはいいことだ。

木曜日, 11月 16, 2017

あいちサイエンスフェスティバル

 「なぜ社会は右と左に別れるのか?分断の計算社会科学」と題して、あいちサイエンスフェスティバルのサイエンストークで発表をしてきた。産学官連携のイベントして、愛知県内の大学の先生が講師をつとめ、最新の科学の話を、一般の方向けにトークするイベントだ。
 今回は、文化系居酒屋の「ボクモ」というお店が会場で、参加者はワンドリンクをオーダーして、ビールなどを飲みながらトークを聞けるという、なかなかいいイベントだった。
 30名定員で、特に予約などもないので、何人来るかはその回によるが、タイトルが堅かったせいか今日の観客は10数名だった。学会や講演で評判の良かった話を用意してきたので、ちょっと残念だったが、それなりに楽しんで聞いてもらえたのではないだろうか。一般の方の生の反応を感じることができたのはよかった。
 そろそろアウトリーチ活動はセーブして、研究に集中しようと思う。最近、研究というより作業しかしてない気がする...。